Day135-137 Pukahu

*これは、2017/12/17〜19のレポートです。

どうも、Yutaです。

今回はニュージーランドのパーマカルチャー農園での宿泊レポート!

 

行き先

日本にいた時から絶対に行こうと決めていた場所、Rainbow Valley Farm。

 

遡ること30年(1988年)、Joe PolaischerとTrish Allenは持続可能なライフスタイルを求め、ニュージーランドの片田舎の荒れた土地を購入。

毎年1000本もの木を植え続ける等、少しずつ自然の力を取り戻したその土地は、近年では世界最高のファームとの呼び声もある、超有名パーマカルチャーファーム!

しかし!!!

Joeが2008年に他界された事は知っていたのですが、アポを入れようとしたところ、まさかの閉園という事実が発覚。。

 

既に土地は売られ、オーナーさんが変わり、見学もできないとの話を聞きました。(直接現オーナーさんに聞いたわけではありません。)

 

という事で、今回私たちが向かったのは、Pukahuにある Otamatea Eco Village

 

泊めていただいたのは、Wolf & Sabineのお家です。(WWOOFではなく、お金を払ってゲストとして宿泊しました。)

期間は2泊3日。ファームツアー付きです!

このお二人は、この地に住む前は Rainbow Valley Farm で働かれていたとの事でした!

 

宿泊ロッジ

色んな知恵が詰まっていて、素晴らしかったです!

土壁は、厚さ30cm!!断熱効果で夏は涼しく、冬は暖か!

コンポストトイレも快適!!

小と大が分けられる仕組みになっていました。

これは、トイレの下側。

バケツが置いてあって、ここにPoopが入ります。

バケツをどけると、Peeが通っていくパイプがあります。

このパイプはそのままガーデンまで続いており、土に適度な湿りと栄養を供給してくれます。

ちなみにPoopのバケツは約1ヶ月で交換されますので、臭いも全然無し。

この中身は、Tigar Worm(和名:シマミミズ)がいるバスタブに投入されます。

1年熟成後、鶏糞と混ぜてトマトを育てる時の肥料にされているそうです。

 

ファームツアー

メインファーム

木枠で囲まれたガーデンベットに、何種類もの野菜や花が植えられています。

通路にはウッドチップが敷かれており、歩きやすくなっています。

 

温室

全て廃材で建てたという温室。

ビニールは使わず、全てガラス!!

プラスチックフリーの温室は、この旅で初めて見ました!

 

チキンファーム

興味深かったのは2点。

この家にはコンポストは無く、生ゴミは全てチキンファームの中の餌箱に投入されていました。

それと、チキンファーム内に果樹が2本植えられており、落ちたものは鶏が食べてくれます。

 

Wolf & Sabine夫妻

この土地に住んで17年。

元々はドイツで獣医師、教師として働かれていたご夫婦。

なぜニュージーランドに移り住み、このような農的生活を送られているのか。

聞けば、冷戦時にドイツ国内に兵隊がたくさんおり、再度戦争が勃発するのではとの危機感が募ったこと、チェルノブイリの原発事故が原因で移住を決意されたとの事でした。

その後、パーマカルチャーデザインコース(PDC)を取得し、循環型の農的生活に足を踏み入れられたそうです。

 

確かに、この旅でも多くの方から「東日本大震災による原発問題」「北朝鮮の脅威」について質問をされました。

そんな不安、無い方が良いに決まっています。

「便利な方が良い」とか「他者よりも権力を持ちたい、お金が欲しい」とか、そんな欲望によって他者を傷つけ、さらに逆に自分たちの首を絞めているような、そんな気がしてならないのです。

人間はあくまでも自然界の中の一部。

自然に目を向ければ、それぞれが生き、その生きるという行為自体がそれぞれの役割となり、絶妙に自然のバランスを保っています。

人間も自然の中で生かされているのなら、自分たちのことだけでなく、自然にももっと目を向けた方がいいのではないかという気がします。

私たちは自然が大好きなので、そんな自然の事を見つめ直す機会を提供できるような場を作りたいと思っています!!

 

今回もお読みいただき、ありがとうございます!!

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