Day88-105 Tira Ora in Pelorus Sound vol.2

どうも、Akaneです。

3週間滞在させてもらったニュージーランドのTira Ora。

今回は生活編について書きたいと思います。

食事

基本的には朝食は自分たち、昼食はホストさんが準備。夕食はケースバイケース。

肉や魚も出してくれたのですが、全てそこら辺で狩猟した獲物。

ワイルドポーク(家畜の豚が野生化したやつ)がいるようで、しばしばそれを調理してくれました。

ホストさんはパンやケーキ作りがとても上手で、パンの作り方を教えてくれたりもしました!

 

遊び

空き時間には、こんなこともできます。

 

散歩

たかが散歩ですが、されど散歩。

こんな綺麗なところなら、毎日歩いても飽きません!

 

カヌー

置いてあるカヌーは自由に使っていいとの事でしたので、お言葉に甘えていざ海へ!

この後、MEIが乗っていたカヌーが沈みました(一人乗りのカヌーを2人で乗ったため)。。笑

 

釣り

すぐ近くの桟橋にて。

釣り好きのYutaは子供より真剣でした。笑

岸際の石に無数に付いている巻貝や、石の下にいるカニを捕まえておき、それを餌にします。

(貝は割って、中身だけを針につけます。)

すると、もはや入れ食い状態!

小さい魚ですが、20cm前後のベラが大量にいました。

 

時にはSnapper(鯛)も釣れるそうです。

ちなみにYutaは、釣り好きという事で、ホストさんの友人に船で釣りに連れて行ってもらっていました。

サメ1匹(釣った後、リリース)、ホウボウ2匹を釣ってきてくれました!

 

誕生日会

ここに滞在中、KAOは3歳の誕生日を迎えました。

そんなKAOの誕生日を盛大に祝ってくれました。

朝からみんながKAOにハッピーバースデーと声をかけてくれ、お昼には全員が集まりパーティが始まりました。

ケーキに音楽、たくさんのプレゼント。。

私たちにまでワインのプレゼントを!

本当に感謝してもしきれないほどです。

 

土ボタル

夜、暗くなってからとある場所に行くと、やんわり青白く光る土ボタルが!

もう目と鼻の先にいます。

この、水玉が連なっている奴が、土ボタルの罠。

これを光らせて虫をおびき寄せて捕まえます。

これが青白く光っている写真。ブレまくりで、うまく撮れませんでした。笑

とにかく、こんなに近くで見れるのはここだけかも!?

 

子供達

ホストさんの娘と楽しく激しく遊んでいました。

途中からはホストさんのお友達家族(子供2人)も泊まりに来て、賑やかな事この上なし。

知らないうちにMEIはかなり英語も理解できるようになっていました。笑

話す方も結構流暢。なんといっても、発音が良い!

子供同士の会話なら、なんとか意思疎通も出来ている模様。

いやはや驚きです。

一緒にケーキを作ったり、散歩に行ったり、お絵描きをしたり。

毎日本当に楽しそうに遊んでいました。

ペットのダチョウが卵を産んだため、上下にドリルで穴を開け、片側から息を吹き込んで黄身を出す。鶏の卵24個分!!

 

ニュージーランドの闇

滞在中に聞いた、衝撃的な話。

「1080(テンエイティー)」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

私たちは全く知らなかったのですが、こんな話でした。

 

1080とは・・・

これ、実はなんです。

「テン・エイティ」と呼ばれており、モノフルオロ酢酸ナトリウムという化合物から作られた農薬のこと。

多くの国では毒性が強いことから使用が禁止されているそうです。

 

何のため??

今NZでは、毛皮を目的としてオーストラリアから持ち込まれたポッサムが野生化、大量発生しています。

NZは鳥さえ飛ぶことを辞めてしまうほど天敵がいない稀有な国。

ポッサムはそんな環境下で、木や草の葉っぱ、人々が作った農作物(木登りが得意なので、特にフルーツ)や鳥の卵などを食べ、大繁殖。

車で道路を走っていても、ポッサムが車に轢かれて死んでいるのを頻繁に見かけます。

その他にも、海外から持ち込まれた外来種ら(ラットやシカなど)によって生態系が壊れてきているそうです。

 

そんな中、政府が打ち出した方針が、1080を撒くこと。

 

どんな事が起こってる??

1080をペレット状にして、ヘリコプター等によって国立公園や森など、人が住んでいない場所に空中から大量散布しています。

鳥等が食べないように匂いなども付けたりしているそう。

投下したエリアの98%のポッサムを駆除できるそうで、成果は出ているようです。

 

ただし、その裏ではこんな事が。

人が食べると死んでしまうので、散布された森にはこんな看板が立てられます。

 

鳥の体内からも1080が検出されたという例も。

さらに、空中散布をしているので、川にも流れ込みます。

「散布の看板が立てられた近くの川で獲った魚は絶対に食べるな!」という話も聞きました。

 

ニュージーランド政府(Department of Conservation 環境保全省 通称:DOC)は、「1080は散布しても時間の経過とともに自然に還る物質であり、鳥が食べる事もなく、安全である。」という見解を示しているそうですが、それを鵜呑みして良いものかどうか。

人が死ぬレベルの毒ですからねぇ。

 

この1080、世界で消費されている量の80%がニュージーランドだそう。

そもそも人が持ち込んだ動物を、時を経て害獣扱いし、駆除する。

すでにやってしまったことなのでもう仕方がないですが、あまりにも残念な状況。

自然は強いが、ほんの少しのことで大きくバランスを崩してしまいます。

同じようなことがこれ以上起こりませんように。。

 

最後は暗い話になってしまいましたが、とにかくありがとう!!Tira Ora!!

今回はここまで!

お読みいただき、ありがとうございました!!



 

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