タイでのパーマカルチャー研修

どうも、Yutaです!!

今私は、タイの農園に宿泊しながら、パーマカルチャーというものを学ばせてもらっています。

 

パーマカルチャーとは、簡単に言えば「持続可能な暮らし方」とでもいいましょうか。

過去にこのブログで、もう少しだけ詳しくご紹介させてもらっています。

 

パーマカルチャーが私の理想とする生き方に近いと感じたこと、インターネットや本だけでなく、より実践的な部分を学びたいと思ったことがきっかけで、今回の研修に踏み切りました。

ちなみに日本にもパーマカルチャー農園は存在しており、そこで学ばせてもらう事も可能です。

ではなぜわざわざ海外で研修を受けるのかというと、長女が来年小学校入学の年であり、がっつりと自由な時間が取れるのは今年しかないと考えたため、今年のうちに海外の色んなパーマカルチャー農園を見ておこうと思ったのが一つの理由です。

待望の農園に到着!

前置きが長くなってしまいましたが、とにかく農園に無事到着した私。

場所は、Rak Tamachat(ラックタマチャット)!

ここに一人で宿泊しております。大自然の中の、小屋。笑

鍵はもちろん無し。

隙間だらけなので、夜中に電気をつけると大量に虫が入ってきます。

その虫を、ヤモリたちが食べてくれます。世の中、うまいこと出来ているな〜と感心します。

ちなみに、こんな大きいヤモリもいます。

名前:トッケイヤモリ(タイでは、Gekko と呼ばれています。)

大きさ:30cm位

特徴:ゲッコー、ゲッコー、ゲッコー、と結構大きな声で鳴きます。夜、灯りのそばに隠れ、昆虫が来ると飛び出してきて食べます。私の観察の結果では、コオロギが好物なようです。笑

ここはトイレ兼シャワールーム。(トイレは右下のやつです。)

洗濯物はどうしたらいいか聞こうと思ったら、「敷地内の池に服を着たまま飛び込むか、服を着たままシャワーを浴びて体と一緒に洗えばいい。」との事。笑

 

17日間の研修の前半、イギリス人のオーナーのもと、私以外の研修生8名(アメリカ人、イギリス人、ギリシャ人など)と共に、タイなのになぜか欧米人に囲まれながら色々学びました。
*フィリピンとは違い、ネイティブの英語は爆発的なスピードと尋常ではない発音に大苦戦中。。

 

例えば、Adobe House

Adobe(アドビー)とは、日干しレンガの事です。

砂:粘土(比率はケースバイケースだそうですが、今回は8:2)に籾殻と水を混ぜながらこねて、乾かしてブロックを作ります。そして、乾かす前のAdobeを糊のように使いながら積み重ねていきます。

足で混ぜます。

この型枠に流し込んで、成型します。

このAdobe、1つが横幅40cm×奥行20cm×高さ10cmです。

この奥行の厚みを変えることで、室内の温度を調整する事ができます。

皆さんも経験があると思いますが、例えば大きな石の日が当たっている面と日陰になっている面で温度が全然違うのと同じです。

ここでは、奥行20cmで室内を23℃位に保てるとのことでした。

昔ながらの技術ですが、実にエコで合理的だと改めて感心しました。

 

他には、Super Adobeと呼ばれる材料を使った畑の枠作り。

Super Adobeとは、土50%と砂50%の混合物とコンクリートの粉を8:2の比で混ぜ、それをプラスチックバック(麻のバック等でも可)に入れたものです。

これを積み重ねて、畑の枠を作りました。もちろん、この材料で家も作れます。

袋を積み重ねている様子。下の袋と上の袋がズレないよう、間には有刺鉄線を咬ませています。

袋を金網で囲み、固定するとともに最後の塗装材料を付けやすくします。

最後の仕上げに、砂とセメントを2.5:1で混ぜ、ワイヤーの上から塗装。これで耐水性が向上。

完成!キーホールガーデンと呼ばれる形の畑です。

こういったユニークな形の畑も、パーマカルチャーの特徴です。もちろん、意味がありますが、それは次回ご紹介させていただきます。

 

ということで、前半は主にNatural Buildingが中心でした。

次回、後半の内容をご紹介させていただきます。

お読みいただき、ありがとうございました!



コメント

  1. M より:

    Uからの写メ届きましたか?
    充実した日を過ごされているみたいで安心しました。むしろ羨ましい思いも。

    • YH より:

      メッセージありがとうございます!
      頼る人もいなくて苦労もありますが、刺激的な毎日です!
      写メ、届きました!お元気そうで何よりです。^ ^

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