タイのパーマカルチャー研修 その④(最終章) Permaculture Study in Thailand vol.4

どうも、Yutaです!

いよいよ17日間のパーマカルチャー研修の最終章!

今回のテーマは2つ。

植物の再生」と「マスタープラン」についてです。

 

植物の再生

研修の中で、植物の再生能力を利用した増やし方を学びました。

今回はその3つをご紹介したいと思います!

 

挿し木

こんな感じで、若い枝を切ってきて、土に植えます。

葉っぱを全て切り取る理由は、根の成長に全ての栄養を集中させるためです。

完成図。

上の写真はマルベリーですが、他にもパパイヤやパイナップルも挿し木で増やしていました。

パイナップルの挿し木については、こちらのサイトで分かり易くご紹介されておりましたで、リンクを貼らせて頂きます。

パイナップル 育て方|観葉植物 Dictionary|ブルーミングスケープ
パイナップルを育てるのも楽しいそうですよね。挿し木でふやせます。果実の上の部分にでている葉っぱの部分を茎の部分からカットし、挿し木用の土や砂等に挿せば増やせます。

 

ちなみに、この挿し木を皆で作っていた時、日本の音楽を流してくれと頼まれ、一切媚びることなく、絶対誰も知らないであろう「長渕剛」の曲を流したのは良い思い出。笑

 

接ぎ木

これを使うのはこんなとき。

同一種の樹が2本あるとします。

一方は実りがよく、一方は実りが悪い。

そんな時、実りの良い樹の枝を実りの悪い樹に接ぎ木すれば、その枝は実りの良い樹と同じ遺伝子になります。

さらには、同一種(レモンとミカン等)であれば、拒絶反応が起こらない事もあるようで、接ぎ木をすることで一本の樹からレモンとミカンが収穫できたりもするそうです!

名称不明(研修では、クローンと言っていました。)

① 透明なビニール袋に、栄養のある土を入れ、口を紐で縛ります。

② 増やしたい木の枝の表面を削り取ります。(形成層の部分を削りとるイメージ。)

③ ①で作った袋に切り込みを入れ、②の部分に下から覆い被せて、紐でしっかり固定します。

④ 数ヶ月後、透明な袋の中に根っこが見えれば、枝を切り取ってそのまま移植します。

 

このように、植物を増やす方法はいくつかあります。

こういった手法を上手く取り入れれば、種が出来るのを待たずして、しかもより確実に増やすことができるのです!

 

マスタープラン

マスタープランとは、基本設計とか基本計画と訳されます。

とにかく、私は資格を取るためにマスタープランのプレゼンテーションをする必要があります!(もちろん英語で・・・)

具体的には、自分で土地を決めて、この研修で学んだ事を活かしてデザインを考え、プレゼンをします。

 

考慮すべきポイントの例としては、こんな感じです。

 

・土地の地形(例:傾斜の有無等を把握するため)

・水の流れ(例:池を作る場所を考えたり、土壌浸食対策をする場所を把握するため)

・日照条件(例:作物の選定をするため)

・風向、風力(例:建物や植物の配置を考えたり、植垣を作る場所を考える要素にするため)

・気温、湿度(例:作物の選定をするため)

・雨量(例:どの程度の水をプールしておくべきかを考える要素にするため)

 

ありがたいことに、インターネットにてこういった情報は簡単に手に入る時代です。

こういったサイトを活用させて頂きました。

グーグルマップ

グーグルアース

Suncalc(日照条件)

 

そんなこんなで、私なりにマスタープランを作成し、無事に卒業することが出来ました!!!

卒業できない人なんていないと思いますが、それでもやっぱり嬉しいです!

 

今回の研修を通して、思ったこと

日本人一人という環境で17日間暮らしました。私は基本的に口数は少ないですし一人が好きですが、もちろん人と一緒にいたい時だってあります。

そんな時、言葉はちゃんと通じなくても、みんなが気を遣って話し掛けてくれたりしました。本当に嬉しかったです。

私は自給自足の生活を目標にしていますが、それは決して「都会に疲れたから人との関わりを断ち、隠居したい」というわけではありません。

一人が好きなのと孤独とは意味が違うと思いますし、人とのふれあいというのはこれからも大事にしていきたいと思っています!

それと、研修とは直接関係しませんが、日本を離れてみて日本への愛国心が芽生えてきました。

単純な事ですが、研修中に以前このブログでもご紹介した「福岡正信」の名前が出てきた事は大変嬉しかったですし、日本に興味を持ってくれている人が多かった事も嬉しく思いました。

その反面、私自身は海外の事に無知で、もっと外に目を向けないといけないとも感じました。

あと最後に、どっぷり自然の中で暮らして、やっぱり気持ち良かったです。

 

次回は、次なる農園に関してのレポートです!

まだまだ旅は始まったばかりですが、これからも楽しんでいきたいと思います!

今回もお読みいただき、ありがというございました!

コメント

  1. 酒井 より:

    ご無沙汰です、元気に日焼けしてますね。
    私の方もぼちぼちアジアの色んな所を飛びまわってます。

    「外に目を向ける」では立ち位置が日本だから「外」になるのでは??
    ではなく、上から平等に眺める感じかな。

    日本もいい所、いっぱいあるでしよう?と同時に??な所もあるよね〜。
    10月位に世界のどこかで会えれば良いね。
    そしてどれくらいその道が進めてるか、また教えて下さい。

    楽しみにしてます、何かあればいつでもフォローするから連絡下さいね。
    では。

    • YH より:

      ご無沙汰です!!
      結局フィリピンでもタイでもお会いできずでしたね。
      上から平等に。確かにそうかも知れません!ちょっと見方を変えてみます!
      海外でお会いできたら楽しいですね!
      またご相談させて頂ければ嬉しいです!^^

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