どうも、Yuta・Akaneです!
WWOOF先を探す中で連絡を取っていた方(日本人の奥様)が、「日程の都合で宿泊は受け入れられないが、遊びに来てもいいよ!」と言ってくださったため、お言葉に甘えて遊びに行かせてもらうことに。
今回はその体験をレポート致します!
移動
これ、実は前の記事で書いたマランビンビーのホストさんちに宿泊していた時の休日のお話。
日曜日にニンビンに行く予定だと話したら、ありがたいことにホストさんが車を貸してくれました!
という事で、車でNimbinという町へ移動!(後に知ったのですが、ここは大麻で有名な街らしい。)
公園で待ち合わせの約束をしていました。
携帯の契約期限が切れていた(まぁ、追加でお金を振り込めば使えるんですけど。笑)ので連絡が取れない中、待ち合わせの場所で待っていると日本人の奥様らしき方が登場!
オーストラリア人の旦那さんと息子さんとともに公園で待ってくれていました。
携帯のありがたさを噛み締めつつ、車でご自宅まで移動。
Tuntable Falls Community
この農家さんの家は、エココミュニティの中にあります。
エココミュティとは、例えばこんなところ。
・居住者は、エコに関する共通の認識を持ち、独自のルールに遵守している。
*例えば、犬・猫の飼育禁止。(そこに住む野生生物を保護するため。)
・コミュニティ運営のため、共益費を毎年収める。
・コミュニティ運営のための委員会があり、定期的に会議がある。
・コミュニティ内でのみ使用できる地域通貨を持っているところも。
で、今回お邪魔したのは「Tuntable Falls Community」というエココミュニティ。
このコミュニティ内には、幼稚園や小学校もあります!
学校の運営は少し特殊で、基本的にはコミュニティの住人がボランティアとして運営に参加しています。
遠足の付き添いや掃除はもちろんのこと、給食も当番制で担当するとのこと。
ちなみに、ボランティアとして参加すると、月謝の割引があるそうです。
また、決まったカリキュラムはなく、アートやガーデニング等を中心に教えてくれるとのことでした。
(なので、一般的な勉強をしたい子どもはコミュニティ外の小学校に行ったりするそうです。)
お宅訪問
学校から家まで、徒歩で移動したのですが、なかなか、いや、かなり険しめの山道を十数分歩いたところにあるお家は旦那様のセルフビルド!!
近くの沢から水を引き、電気はソーラー発電、トイレはコンポストトイレ。
電気をほとんど使わない生活をされており、冷蔵庫もクーラーボックスサイズのもののみ。
野菜やチーズ、保存食等全て常温で保存されていました。
屋根にタンクを設置し、太陽光で温まったものを、お風呂に使用!
家の木材は周囲の山の木や、廃材を利用されています。
現在は、旦那様が奥様のアトリエ(とても絵が上手!)を作成中で、そこで絵を本格的に始められるそうです。
家のすぐ下には畑が広がります。
結構急な斜面に位置しているため、段々畑を作って野菜を栽培。
山の中にあるため、獣害(特にワラビー)が多く、畑の大半はネット(周囲だけでなく、上も!)や柵で包囲。
柵を閉め忘れてワラビーに侵入された日には、豆類が根こそぎ食べられたりするそうです。
ランチは旦那さんお手製のチャパティをご馳走になりました。
小麦粉も自分で轢いて、屋根の上(温かいから)で発酵。
チャパティには畑で採れた野菜や自家製のオリーブ、バジルソースをトッピング。
外のテラスで食べる新鮮で美味しい食事。
「これぞ幸せ!」です!^ ^
こちらにお邪魔させて再認識されられた事が1つ。
「自分達の力が及ぶ範囲で生活が出来る」っていいな~という事。
基本的に、必要な物は自分達で自給し、不要になった物(生ゴミや排水)は自分達の敷地内で自然に還元。
トラブルがあっても、大半の事は自分達で修理したりして復旧されているのだと思います。
私たちは6ヶ月前まで都会で働いていました。
私たちが住んでいたアパート。
水は、蛇口を捻れば出ます。
が、その水はどんな処理が施され、どこから流れてきたのか知りませんでした。
電気は、コンセントにプラグを挿せば使えます。
が、その電気はどうやって生み出されているのか。生み出すために自然環境が破壊されているのかどうか。
食べ物は、お金を出せば手に入りました。
が、その野菜はどんな環境で育ったのか。その牛や鶏はどんな環境で育ち、どんな思いで命を捧げてくれたのか。
気にはなっても、自分ではどうする事も出来ないと思い、こういったことは見て見ぬ振りをしていました。
餅は餅屋、という諺があるように、何でもかんでも専門の人に任せておけばいいのかも知れません。
しかし、なんとなく、今の世の中はそれで安心出来る世の中ではない気がするのです。
「専門=信頼・信用」の式が成り立つ時代ではないと感じるのです。
じゃあどうすれば良いのかと言われると、何が正解なのかは分かりません。
ただ、生き方にもっと選択肢があっても良いのではないか、と思うのです。
お邪魔させてくださったナオミさんご家族、ありがとうございました〜!!
では、今回はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました!!
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