どうも、Yutaです。
今日は2019年4月1日。新たな年度の始まりです。
今年度は、やりたかった事にフルコミット!
子育てや、今手掛けている「はじまりの家」の開拓、色んな作物の栽培やこのブログ等々。
ワクワクする気持ちを忘れず、ゆるりと取り組みたいと思います!!(^^)
そんなこんなで、今日のブログはこんなお話。
イグノーベル賞受賞 廣瀬先生(金沢大学)の講演を聞いた話
イグノーベル賞って??
Wikipediaより抜粋。
イグノーベル賞(イグノーベルしょう、英: Ig Nobel Prize)は、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
廣瀬先生って??
Wikipediaより抜粋。
廣瀬 幸雄(ひろせ ゆきお、1940年11月30日 – )は、金沢大学大学院自然科学研究科の特任教授。大学院特任教授の前は理学部計算科学科に所属していた。学位は工学博士。
石川県金沢市出身。1963年に金沢大学理学部、1966年に金沢大学理学研究科修士課程を卒業。1970年金沢工業大学助教授、1973年金沢大学助教授、1985年から金沢大学教授、2006年から金沢大学大学院特任教授。
コーヒーについて詳しく、日本コーヒー文化学会副会長、およびコーヒーサイエンス委員会に所属し、大学では「コーヒー学の講義」も行っている[1]。30歳代の時、大学近くの喫茶店でマスターがコーヒー豆をフライパンで炒っているのを見たことがきっかけで、興味を抱いた。コーヒー豆の成分を化学式にして研究したり、産地を40カ国以上訪れたりした。コーヒー豆の酸化を防ぐ水素燃料の焙煎機も開発した。
兼六園にある日本武尊銅像の傷み具合を調査した折に、砒素含有度が高いと糞害をもたらす鳩などの鳥が近寄りにくいことを発見。2003年には、「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」でイグノーベル賞化学賞を受賞した[2]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
超多趣味!しかも、それぞれを究めておられます!
ご講演の内容
当日(2018年2月のご講演)聞いた内容を、私の解釈を交えて列記すると、こんな感じでした。
私の解釈を交えていますので、事実と異なってしまっている部分もあるかも知れませんが、悪しからず。もしご指摘くだされば、随時修正致します。
石川県金沢市。日本三名園の一つ、「兼六園」の銅像に鳩が止まっていない事に気がつく。
かたや、東京 上野動物園の銅像は鳩だらけ。
その後、研究によってヒ素・鉛の含有率が異なる事を発見。(金沢は15%、上野は3%だった)
その昔、ヒ素・鉛が多い方が銅が溶けやすいという理由で、金沢の銅像は含有率が高かったそうだ。
この研究発表 「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」 でイグノーベル賞を受賞されたのは、2003年のお話。
廣瀬先生の子供時代は、こんな感じだったそう。
・色んなことに興味を持っていた。
・気になったことには、異常なほどに執着する。
(エピソード:幼少期に肥溜めに落ちた際、全然臭くなかった事に疑問を持つ。後に、それが微生物の働きによるものである事を発見。さらにその後、その働きを応用し、消臭用の液体や移動式のトイレを発明!)
・モノづくりが好きだった。
・算数が得意だったが、それ以外はサッパリ。
・周囲と合わせられなくて(空気が読めない)、しばしば大人に怒られていた。
・こんな子供時代だったので、ご自身はアスペルガー症候群なのかも知れないと仰っていました。
そんなこんなで、ご自身が大学に進学できるはずがないと思っていた先生は、高校卒業後に就職。
ほどなくして、上司と馬が合わず、喧嘩して退職。
途方に暮れていたところ、知人の勧め?で金沢大学を受けて見事合格。
破壊工学を専攻。
そのまま大学に残り、助手として就職。
「水蒸気は上空1000mで水素と酸素に分裂する」という論文が不発。当時の常識からかけ離れており、相手にしてもらえなかったらしい。。
教授からの嫌がらせで、アメリカの大学へ派遣される。
そこで実施した講義が大不評。
オリジナリティーが無いと責められ、自信喪失。
研究が全く上手く行かず、アメリカの教授からも見損なわれ、日本へ帰らされそうになっていた。
そんな時、友人の助けで頓挫していた論文を書き上げる事が出来、それが画期的であったことから評価され、トントン拍子で人生が変わった。
廣瀬先生から受け取った熱いメッセージ
私の書き方が悪くて分かりにくかったかも知れませんが、とにかく先生の人生は波乱万丈!!
何度もどん底に落ちる。でも、その度に救いの手が伸びてきて、復活されているのだ。
では、この「救いの手」。これは偶然の運命なのでしょうか。
私は、『偶然を装った必然』なんだと思っています。(そう思っていた方が、人生楽しいので。笑)
では、先生がどうやってその必然を引き寄せたのか。
ご講演中、先生が力強くお話しされていたこんな行動が、その秘訣だったように思います。
・やりたい事をやれ!
・人生に無駄なし。色々経験せよ!
・嘘を付くな!
・物事の結論を簡潔に伝えよ!
(アメリカではこれが非常に重要だったとのこと。)
・ノートを取れ!
(先生は、「ふと気づいた疑問」や「人の話を聞いて面白かった事」「初めて知った事」などを毎日大学ノートにメモし、年間100冊以上にもなっているそうです。その1冊からは大体5個程度のアイディアが抽出され、研究や発明などに活かされているのです。)
ちなみに、この「ノートを取れ!」ですが、慣れてないと何をどう書けば良いかわかりませんよね?
最近巷で話題のSHOWROOMの前田裕二社長の「メモの魔力」、このブログを読んでくれてる意識高い系のあなたに、凄くオススメです!!
ノートをとるだけで、アイディアが浮かんでくる!と言うよりも、作り出せる!!
アイディアを作り出すメモの取り方は、これだ!
①ファクトをメモる。(目の前で起こっている事。既成事実等。)
②抽象化する。(なぜそのファクトが起きているのか。)
③転用する。(ファクトが起きている理由を、別の角度からアプローチする。)
例)
①ファクト:みんな、冬にコートを着る。
②抽象化:寒いから。
③転用:じゃあ、あったかい飲み物が喜ばれるかも。
まとめ
いやはや、自分に素直に、好きな事で生きていこうと挑戦中の我が家にとって、大変参考になるお言葉の数々。
運命って一言で簡単に言うけど、意外とこんな地道な事の積み重ねで開かれていくんだろうなぁ。
これらを肝に銘じ、地道に突き進んでいこうと思います。
廣瀬先生、貴重なお話をありがとうございました!
そして、そんなお話を聞ける機会を作ってくれたNPO法人SOMA*の皆さんもありがとうございました!
*NPO法人SOMA・・・私が住む高知県の土佐町(教育に力を入れている)にある教育系のNPO法人。今回のような第一線で活躍されている方のご講演を土佐町で聴講できる機会を提供してくれたり、オープンスペースを提供して自主的に学べる機会を作ってくださったりしています。
コメント