どうも、Akane・Yutaです。
ようやくTasmaniaでのWWOOF!
今回お邪魔させて頂いたのは、200acreの広大な土地を持つ農家さん。
と言っても、個人でこの規模の土地を持つ事は、オーストラリアの田舎であれば珍しいことではありません。
こちらのご家族は、11歳の息子さんがいる3人家族。
以前は人を雇って、花の栽培やジャガイモの栽培をしながら生計を立てられていたそうですが、どれも思うようにはいかなかったそうです。
現在は、旦那さんは職探し中。(そんなに積極的には探していない模様。笑)
奥さんは、大学に勤務。
息子さんは小学生。
農業の方は、旦那さんがちょこちょこと小麦を栽培したりされていますが、大半の土地は手付かずです。
【生活編】
食事
朝食は自分たちで準備。昼食、夕食はほぼ奥さんが作ってくれました。
週末はデザートデー!
奥さんがアップルクランブルやライスプディングを作ってくれました。
子供達
基本的には、家で2人で遊んでいました。滞在時、ほとんど雨が降っていたので。。(9月末)
お絵描きをしたり、おもちゃで遊んだり。
息子さんがいるときは、一緒に遊んでくれたりもしました!
その他
私たちのために、ホストの方は本当に親切にしてくださりました。
例えば、ここの敷地内には、大量のワラビーの他、タスマニアンデビルなど数多くの動物が生息しています。(ちなみに、コアラはタスマニア島にはいません。)
ということで、トラクターに乗ってナイトクルーズに連れて行ってくださったり!
休日に遠方まで観光に連れて行ってくださったり!
【作業編】
草むしり
いつも通り、こんな感じで作業をしました。
ビニールハウスの修復
ホストの旦那さんは身長193cmの怪力。豪快に修復していきます。笑
ハンティング
こちらのお宅では、ワラビーの肉を頻繁に食べられています。
でもそれは、敷地内のワラビー。
月に2回ほど、駆除の目的で夜に銃でハンティングをし、ご自身で捌いて料理されています。
いつか、私(Yuta)も罠で狩猟をしてみたいと思っていたため、ご同行させて頂きました!
家を出るとすぐ数頭のワラビーに出会い、早速、「パン!」という銃声が響きます。
ほんの少しの時間差で、ワラビーが後方に飛び上がり、そのまま地面にバタリ。
思っていたよりも銃声は小さかったです。
銃は確かAK-47というやつで、弾丸は散弾を使用。
弾丸の素材が鉛だったら嫌だな〜と思いつつも、それは聞けず。(私の英語力の問題もありますが。笑)
倒れたワラビーの元へ行き、両足を掴んで持ち上げると、頭部から血がタラタラと流れています。
たった今、目の前でこんな大きな哺乳類が死んだのを見たのは初めてで、ショッキングでした。
それからも狩猟は続きます。
時折、射撃後に微動だにしないワラビーもいましたが、少しすると常軌を逸した飛び跳ね方で走り回り、突然パタリと倒れたり。
倒れたと思って近づくと、痙攣しつつもまだ生きていたり。
足を持ち上げた時に、腹部から赤い細長いものがニョロニョロと動いていると思ったら、まだ毛も生えていない赤ちゃんがいたり。
そしてここからがまたさらに強烈!
家の作業小屋に帰ると、今度はワラビーを捌きます!
慣れた手つきで捌いていくホストさん。
まずはフクラハギの内側をナイフの先端でピッと傷つけ、肉と皮の間に指を入れます。
そこからグッと皮を握って、「メリメリメリッ」と皮を剥ぐのです。
その後はお腹を開いて内臓を取り出したりします。
兎にも角にも、私もやらせて欲しいと志願し、数頭を捌きました。
まだ温かいワラビー。
そして、何よりも部屋に立ち込める、あの血生臭い匂い。
気づけば妙に高揚している自分がいましたが、ふと我に返ると若干気持ち悪くなる匂い。
「命を戴く」ということをここまで意識したことはありませんでした。
スーパーで買う肉も、結局はこうやって殺され、捌かれて店頭に並んでいるだと思うと、安易に残したりするのは申し訳ない気がします。
いやはや、良い経験をさせて頂きました。
最終日の夜、ありがたいことに息子さんが私たちのためにケーキを焼いてくれることに。
それを知った子供達は前日からまだかまだかとそわそわしていました。笑
とても美味しいバナナケーキを作ってくれ、子供達も大満足!
私たちがお礼を言った時の息子さんの言葉が感動的でした。
「お母さんにもお礼を言っておいてね。僕が上手に作れたのは料理上手なお母さんが教えてくれたからなんだよ。」
この日は奥さんが仕事で不在だったため、息子さん1人で作ってくれていたのですがこんなことが言えるとは!
今回は、「感謝する」ということを考えさせられたステイでした。
7日間の滞在を受け入れていただき、ありがとうございました!
今回はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました!
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