待望の田舎暮らしが始まった

時は2018年1月6日。

8ヶ月の海外修行の後、ついに待ち焦がれた田舎暮らしがスタート!

 

申し遅れました。どうも、Yutaです。

2017年 年末に帰国してから、高知県の嶺北地方に移住した我が家。

極寒の1月。どんな生活がスタートしたのでしょうか。

ご覧ください!

 

どんな家に住んでるの??

前回のブログの通り、2016年夏に笹のいえに訪れてから、「日本で移住するなら嶺北地域!」と決めていた我々。

それから少しして、仕事を辞めて夢を追う覚悟を決めました。(その時の記事はこちら)

2017年5月から私 Yutaはフィリピン→タイ、そして8月から12月まで家族全員でオーストラリア→ニュージーランドへパーマカルチャーを学ぶ修行に出ました。

もしそのまま海外に住み着くなら別に気にしませんでしたが、もし日本で移住する事にした場合には、娘の小学校の問題もあったため、念のため出国前に嶺北地域(本山町・土佐町・大豊町・大川村)で家を探したのでした。

最初の目的地は、大川村!(2017年6月、「人口減により村議会廃止を検討」とニュースになった、あの、大川村!)

最初はノーマークでしたが、2016年12月の高知県移住セミナーin大阪に参加した時に、知った村。

なんと、人口は400人。島を除くと、日本で一番人口が少ない村!!

あまのじゃくな私はこの村にめちゃくちゃ惹かれてしまい、役場の方にお願いして家を見せて頂くことになったのです。

行ってみると、人口400人というだけあって、村に入っても家がほとんど見当たらない!笑

山間部なので、平地がほとんどなく、家を建てられる場所が点在している、というイメージ。

しかし、自然に囲まれた本当に素敵な場所!!!

写真をほとんど撮れていなかったのですが、行った時にたまたま積雪があり、パウダースノーを楽しめました。

過疎中の過疎の村ですが、こんな元気な人だっています!!

クラウドファンディング:【高知県・大川村】日本一人口の少ない村に、お客様をもてなす拠点をつくりたい

 

かなり本気で検討していたのですが、自給自足をベースに暮らしたい私たちにとって、理想としていたのはこんな土地。

 


日当たりが良く
→作物にも人間にも、日光は必要!

綺麗な湧き水または沢水が使えて
→出来れば、塩素などが入っていない天然の水で生活したい

ある程度広くて(欲を言えば山林を含めて1町=10反=10,000㎡=1ha)
 →1家族+αの作物が充分取れたり、山林から薪や材木が取れる

隣家との距離が遠い場所
→無農薬栽培をすると、ご近所トラブルになるという話をしばしば聞くので(雑草の種が畑に飛んでくるとか、害虫が飛んでくるとか。。)

残念ながら、そんな土地に出会うことが出来なかったのです。


 

そして改めて訪れたのは、大豊町!!

ここは、限界集落(65歳以上が人口の50%以上を占める)という言葉が生まれた町!

これまた、惹かれます。笑

この時にお世話になったのは、『NPO法人元気おおとよ』。

色々と話をしながら2件ほど見せていただき、少しずつ私たちの好みをご理解してくださりました。

そして、最後に見せてくださったのは、最初の2件とは全く雰囲気の違う場所。

 

急な細道を登っていくのですが、その道中がすでに良い感じ!

家は、その道の突き当たりにありました。

こんなところ!!

母屋

離れ

母屋の横のガーデンスペース

離れの下に広がるガーデンスペース

離れたところから見た図

水の方はというと、どうやら昔は湧水で生活をしていたようで、母屋の裏手からポタポタと湧水が!

湧いている場所を見つけて綺麗にすれば、水量も増えるかも!!

 

理想の条件に対する評価はこんな感じ。

1. 日当たり   ★★★★☆

2. 水      ★★★★☆(充分な水量が得られるかは分かりませんが。)

3. 広さ     ★★★★★(ほぼ1ha!!)

4. 隣家との距離 ★★★★★(孤立しています。)

 

かなり急斜面な場所ですが(標高300m)、これだけ条件が整っていれば、もう充分!

日本で暮らすなら「ここっ!」と決めて、旅立ったのでした。

 

初日

海外修行から帰国後、年末年始は実家で暮らし、来る2018年1月6日。

ついに、この家に引っ越してきました。

引っ越すと言っても、調理器具とか布団とか、必要最低限のものだけ車に詰め込んでやってきました。

着いたのはPM6:00。既に真っ暗。

こんな道を車で登り、

途中で車を停めて、歩いて家まで向かいました。(誰も使わない道なので、路上に木の枝や落ち葉が積もっていました。)

気温はかなり低いですが、結構急な坂道を徒歩で登ったので、体は温まりました。笑

家の敷地内に入ると、まず目に飛び込んできたのが、柚子の木!!

誰も住んでおらず、世話もしていないのに実ってくれている柚子。感激です。

母屋のドアを開けると〜

家の中はこんな感じ!!

水もガスも繋がっていない、キッチン的なやつ。

床板一枚剥がすと、下は土。笑

よく見れば、窓枠にはでっかいアシダカグモ!!

彼らは、ゴキブリとかを食べる名ハンター!

でかい蛾もいました。

とりあえず、暗いし、寒いので、事前に考えていた作戦通り、家の中にテントを張り、布団と寝袋で寝床を作成。

「さぁ〜、寝ようか」と布団に入って時間を見たら、PM7:00。笑

電気が無い時代は、こんな感じで生活していたんだろうな〜。

 

電気なし、ガスなし、水なし

朝起きて、家の周囲を探検しようと思っていたが、寒過ぎてそんな気は起こらず。。

この年の嶺北地域の冬は特別寒かったらしく、天気予報では-10度を下回っていた日もありましたね。笑

 

兎にも角にも、朝食及び暖をとるために、火が必要!!

母屋の中で火を起こすと、煙が充満して一酸化中毒になりそう。。

ということで、なぜか壁が無い「離れ」の囲炉裏跡を使って、火を起こしました。

燃料は、庭や裏手の山に散乱した枯れた竹。

竹のパワーは本当にすごい。湿っていたって何のその。めちゃくちゃ燃えます!!

昼過ぎになってくると、ほん〜っの少し暖かくなり、子供達が動き出します。

夜は、極寒Again。

この時、頻繁に食べていたのが、角餅

これが、うまいのなんのって。

寒さでカッチコチに凍っていても、焼いて醤油やら塩をつけてすぐに食べられますしね。

これを発明した日本人、天才過ぎ!!餅は、保存性に優れ、調理も楽。本当に素晴らしいです!!

 

あと、このころ時々やっていたのが、足湯

ふとした思いつきで、囲炉裏の中に石を入れ、調理している間に焼き石を作り、それを水の中にブチ込んだのです。

すると、簡単にお湯ができるではありませんか!!

寒い時には末端が冷えるので、足湯は極楽でした!!

え?なんで足湯なのかって?? 風呂が無いからですよ!!笑

 

夜は、こんな感じ。

ガチでロウソクを活用していました。笑

 

今回はここまでにしておきます!!!

これから、この生活がどう変化していくのか、乞うご期待!!

お読みいただき、ありがとうございました。

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