養蜂物語 vol.1 巣箱を作る

  • どうも、Yutaです!

ずっと憧れだった養蜂。

いよいよ今年、『はじまりの家』で本格始動!!

まずは、蜜蜂に入ってもらうための「巣箱」作りです!

 

蜜蜂の魅力

せっせと巣を作り、せっせと蜜を集め、せっせと卵を産み。

蜂とは言えど、よほどの事が無ければ刺すことも無い。

蜜を集める時に、植物の受粉を助けてくれる(←超重要!!)し、甘〜い蜜も供給してくれるし、巣を溶かせばロウソクやbeewax wrap(サランラップの代替品)なんかも作れる。

人間に物凄く恩恵を与えてくれる存在です!!!

 

養蜂の方法

めっちゃシンプルに書けば、こうだ!と思う。笑

  1. 巣箱を作って、蜂が巣箱に住み着くのを待つ。
  2. 営巣をしてもらう。
  3. 巣を切り取って、採蜜をする。

 

巣箱作り

と言うことで、まずは蜜蜂に気に入っていただけるような巣箱を作りました。

全て廃材なので、材料はゼロ円

 

材料

・板

・杉皮(屋根用)

・釘(一部は竹で釘を作ったけど、時短のために鉄釘と木ネジを使用)

・ガラス(普通の巣箱には、絶対使わないが。)

 

こだわりポイント

私が作った巣箱は、ほぼただの穴の空いた箱なので、作り方を書くほどではないです。笑

なので、こだわりポイントだけをご紹介したいと思います。

 

竹釘

鉄釘を使って箱を作るのは、板の寸法さえ揃っていればめっちゃ簡単。

でも、そんな便利な鉄釘の別の側面を考えてみると、、、

 

鉄釘を作るために鉄鉱石を掘って、鉄を溶かして成型する。このエネルギーは膨大。

鉄釘は役目を終えても錆びてモロモロになるまでに何十年、何百年と言う歳月を要する。

鉄釘を子供達が踏んでしまったら。。。

 

だったら、かつてご先祖様がやっていたように、多少手間が掛かっても竹で釘を作って、板に穴を開けて、木材を結合させようじゃないか!

これならすぐに自然に還るし、踏んでも安全じゃないか!

と言うことで、やってみたのです。

でも、やっぱりめっちゃ時間が掛かったので、途中から鉄釘を使いました。(どないやねん!!笑)

竹釘でモノ作りをしたら、ひと通り作りたいものを作るのに半端ではない時間が掛かるので、一旦鉄釘で色んなものを作ってから、竹釘に挑戦していきます。笑

 

杉皮屋根

これ、めっちゃ気になってる技術なんです。

今後、小屋とかを建てるにあたり、屋根の素材を何にするかはとても大事なポイント。

出来る限り自然に優しい材料を使いたいので、波板のトタンやスレートは避けたい。

そんな中で、日本の伝統技法である杉皮や茅を用いた屋根にはやっぱり惹かれる。

どの程度の防水性があるのか、自分で作れるものなのか、などなど気になる事ばかりなので、やってみました!

いやー、それにしても、思ったより杉皮を剥ぎ取るのが大変でした。(生木から皮を剥ぎ取ったら簡単だったのか??)

木質部分と樹皮の間にナイフを差し込んで、皮が裂けないように慎重に。

時にはナイフで手を切ってしまったりもしました。

でも、どうしてもやってみたかったので、頑張りました!

写真の状態だと杉皮が風で飛ばされるので、石を乗せたり、竹で押さえたりする必要があります。

あと、屋根の勾配が気がかり。

私の師匠曰く、

 

杉皮屋根なら、5寸勾配やね。

要は、こういう事である。

今回作った屋根は、なだらか過ぎて水が綺麗に流れてくれないかも。

 

のぞき窓

作っている途中で、突然思いついた、「のぞき窓」。

初めての養蜂で、蜜蜂の事を全然知らないので、巣箱の中でどんな事が起こるのか見てみたい。。。

こんな好奇心から、「のぞき窓」取り付ける事に。

ガラスの廃材があったので、それを活用して作りました。

ガラス張りの巣箱!

このガラスに蜜蜂が違和感を覚えて住み着かないというリスクもある気はするが、好奇心には勝てず、作ってしまいました。笑

 

完成図

そんなこんなで完成した巣箱。

設計図もなく、測ることもなく、目の前にある廃材で即興で作りました。

巣門の高さは、約7mm。測ってないけど。笑

 

本当は、w40cm × D40cm × H120cm  の大きなものを作りたかったが、とりあえずこれでオッケー。

多分、w30cm × D40cm × H40cm くらいです。笑

でも、満足の出来です。

名前は、中見える君 1号 にしました。笑

 

巣箱の設置

さて、中見える君 1号 を設置します。

 

探索蜂出現!?

中見える君 1号 を設置しようと思ったその時、いや、中見える君 1号(以下、巣箱)を作っている最中から、ずっと聞こえていました。

蜂の羽音。

これ、多分ですけど探索蜂(ニホンミツバチ)だと思うんですよね〜。

蜜蜂は、働き蜂が増えて巣が手狭になった時に、巣に住んでいる約半数がその巣をさり、新たな巣に住み着きます。(これを、分蜂と呼び、だいたい4〜5月くらいに多いそうです。)

その新たな巣を探す蜂が、探索蜂なのです。

 

この蜂、家の周囲の穴という穴に入っては出てきて、良さげな場所を探している様子。

 

そう言えば、全然話は変わるけど、中学校の時にこんな事が。


僕が通っていた中学校の敷地にある柳の木のウロに、蜜蜂が営巣していました。

ある日の事。

運動会の練習で、運動場にて体育座りをしていた私たち。

その周りを、1匹の蜜蜂がブンブンと飛び回っていました。

その蜜蜂、僕の横にいる友人にターゲットオンしたのか、友人の方を向いて右へ左へ揺れています。

彼が、怖がって握りこぶしを作れば、その小指の部分に出来た小さな穴に入ろうとする蜜蜂。

振り払われると、今度は耳の穴へ。

そして、今度は鼻!!笑

鼻に関しては、異様にしつこくトライしていました。

しばらくして、蜜蜂は諦めて帰って行きましたが、念の為私が彼の鼻の穴をチェックしたところ、彼の鼻の穴は、若干ですが六角形でした。


 

まぁそんなことはどうでもいいですが。笑

 

巣箱の最適な設置場所

木のウロ、穴、岩の間、石垣、屋根裏、床下などなど。

巣箱がなくても、蜜蜂は色んなところに巣を作ります。

なので、正解は無さそう。

 

一般的には、こんな場所が良いらしい。

例えば、、、

・直射日光が当たらない

・地面から20cm以上高い

・南向き

・風が当たりにくい

・飛び立つ場所がある

・近くに蜜源がある

 

あ、それと、巣箱の上面にミツロウを塗ると、蜂が入りやすいそうです。

もしくは、キンリョウヘンという植物の花を巣箱の前に置くのも有効。蜜蜂がこの花の匂いを異常に好むそうです。

僕は、ミツロウを塗りました!

 

巣箱の設置

という事で、ひとしきり悩んだ私。

探索蜂がきていた家の周りが良さそうな気がして、こんな場所に設置しました!!!

 

バン!

 

バン!!

 

バーン!!!

屋根!屋根!ヤネッ!!!

おい!

Yuta!!

あの!苦労した!!!

杉皮の!!!屋根〜〜〜〜〜!!!!!

 

ここやったら、、、屋根いらんがな!!笑

 

 

という事で、養蜂物語 vol.1 でした。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!!!

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