どうも、Yutaです!
タイは雨季に突入。私は7月2日にタイに到着しましたが、7月10日位からほぼ毎日雨が降っています。
しかし、雨が降ると言っても一日中降るような事は滅多にありません。数十分降ったら止むような事がほとんど。
一般的に、タイの雨季は5月か6月〜10月のようです。
旅行者としては、雨季は避けたいと思うかもしれませんが、雨季に旬を迎えるフルーツが多い!!
マンゴスチン、マンゴー、ドラゴンフルーツ、スターフルーツ、ドリアン、ロンガン(ライチに似ている気がします)、ランブータン(これもライチっぽい)、スネークフルーツ(若干変な臭いがしますが、食べると酸味と甘みがあって、大変美味!)などなど、タイにはたくさんのフルーツがあります。
そんなこんなで、一時的な豪雨が我慢できるなら、雨季はタイ旅行には意外と良いかも知れません!
さて、本題です。笑
パーマカルチャー研修 その③!
今回は植物のレイアウトを決めるために必要な、植物の栄養に関する知識です!!
植物の栄養素
植物に必要な栄養素の筆頭 窒素をいかに供給するか
【マメ科植物(Legumes)】
マメ科植物抜きに、パーマカルチャーは成立しないと言っても過言ではありません。
植物が必要とする3大栄養素は、N-P-Kと略される、「窒素」「リン酸」「カリウム」。
窒素は葉や茎、リン酸は実、カリウムは根の成長を促すそうです。(諸説あり。。)
化学肥料が存在しなかった江戸時代。
農家は家畜や人の肥やしを買い、主に窒素(リン酸とカリウムも含有されています)を畑に供給していました。
さらに、リン酸やカリウムの供給には干鰯(干したイワシ)等が使われていました。
ちなみに、イワシを干す前には油を取り、ランプに利用したりしていたそうです。(当時、ロウソクや植物油は高級品でした。)
下の写真は、どの程度明るかったのか知りたくて、昨年試してみた時のものです。笑
ジャムの蓋にサラダ油を入れ、芯には麻の紐を使いました。どうせすぐ燃え尽きるんだろうな〜と思っていたら、かなり長い事燃えました。すごく近づけば、何とか本が読めるくらいの明るさです。笑
江戸時代は、使用済みの紙や灰を買い取る仕事等もあったりと、無駄が少ないまさにエコ社会。
「徳川幕府が国民を掌握しやすくする手段(権力を持たせない)として質素倹約を強いていた事も手伝い、環境に優しく、質素な生活の中でも侘び寂びを楽しむような日本独自の文化が育まれた。」と、本で読んだ覚えがあります。
ご先祖様を心から尊敬致します。
少し話が脱線しましたが、なぜパーマカルチャーにマメ科植物が欠かせないのか。
マメ科植物は言わずと知れた窒素固定の代表格だからです。
窒素(N)は大気中の約80%を占めます。しかしながら、植物は大気中の窒素を直接取り込むことができません。
そこで活躍するのが、根粒菌。
根粒菌は、大気中の窒素を植物が取り込める状態に変換する事ができます。
マメ科植物の多く(ダイズやクローバー、ネムノキ etc…)は、根に「根粒」という器官を持っており、こんな感じで共生関係を保っています。
マメ科植物→根粒菌 住処とリンゴ酸を提供
根粒菌→マメ科植物 大気中から窒素を提供
窒素(リン酸やカリウムも)は植物の体にも当然含まれているため、雑草や樹木の葉っぱなどをそのまま微生物が分解することにより、土壌に窒素が供給されますが、マメ科植物は「根粒菌との共生」により、土壌中の窒素が乏しくても生育が可能なのです。
という事で、施肥をしなくても自然の力で土壌に窒素を供給するため、マメ科植物をうまく配置してあげる事が重要なのです。
この土壌の栄養素に関する話は、複雑すぎて私もちゃんと把握できていませんし、まだ解明されていないこともありそうな感じです。
ただ一つ言えることがあるとすれば、「自然」の力は偉大なり。
土、空気、動物、鳥、微生物、カビ等々、全てが絶妙なバランスを保ち、何一つ無駄なものが無いような気がします。
人間はその中の一員として、上手く溶け込めているのだろうか。
ちなみに化学肥料の窒素ですが、水素と窒素を500℃ 1000気圧という高温高圧環境で反応させて原料を作っているそうで、そのために大量の天然ガス等のエネルギーが消費されています。。。
肥料がどうやって作られているかなんて考えた事もなかったですが、こういうのを知ってしまうと、余計に無肥料無農薬の野菜を選びたくなってしまいました。
今回は学校の授業みたいになってしまいました。もっと分かりやすくお伝えできるように頑張ります!
お読み頂いて、ありがとうございました!!
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