先日、地元のスーパー 末広 で行われた「本物の食勉強会」に参加してきました。
社員教育のためのセミナーを一般公開しており、参加費無料!しかもお土産付き!(^^)
講師はこだわりの味協同組合の理事長さん。
こだわりの味協同組合は、
「国産原料にこだわり、無添加にこだわり、味にこだわり、不安のない食品をご提供したいと考えるメーカーが集まっている組合」であり、
地元のスーパーではこちらの商品を数多く扱っています!
近くでこのような良質な商品を購入できるのは本当にありがたいです。
ということで、今回のテーマは「食品添加物」。
驚きの内容が満載でしたので、一部共有したいと思います!
食品添加物の実態
食品添加物に対する日本の基準は極めて緩いそう。
日本のものは安全・安心っていうイメージがありますが、意外や意外。。
特にヨーロッパの国々に比べると雲泥の差。
諸外国での添加物の基準が厳しくて(っていうか、日本が緩すぎ?)、輸出さえ出来ない状況だそうです。
原材料の表示ルールもかなり緩め。。lol
国民の健康よりも企業の利益を優先した法律になってしまっているそうです!!
「スラッシュ」ルール
商品のパッケージの裏の、「原材料名」。
なんとなく見ているけど、見たこともない言葉もあり、何が原材料で何が添加物なのか分からない。。
そんな人は、原材料が記載されている欄の中にある『/』にご注目!
『/』より前に書かれているものが「原材料名」で、『/』より後にかかれているものが「食品添加物」です。
例えば、こんな感じ。
これはコーラの原材料名ですが、黒字が原材料で、赤字が食品添加物です。
分かりやすいですよね?
この食品添加物を明示する「スラッシュ」ルールは、2020年から完全実施される新たな食品表示法の1つなのですが、すでに多くの食品メーカーが対応してくれています。
食品添加物の表示
食品添加物の表示に関して、厚生労働省は以下のように定めています。
使用した食品添加物は、原則、物質名で記載することになっているが、別途下記のような規定が定められている。
- 簡略名・類別名
一般に広く知られた名称をもつ添加物の場合には、物質名の代わりに簡略名・類別名での記載が可能。- 用途名
食品添加物の主な用途である下記の8用途に該当する場合には、物質名に加えて用途名の記載が必要。
甘味料、着色料、保存料、糊料(増粘剤、安定剤、ゲル化剤)、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤- 一括名
下記の14種類に該当する場合には、物質名の代わりに種類を示す一括名での記載が可能。
イーストフード、ガムベース、かんすい、苦味料、酵素、光沢剤、香料、酸味料、チューインガム軟化剤、調味料、豆腐用凝固剤、乳化剤、pH調整剤、膨張剤- 表示の省略
加工助剤、キャリーオーバー又は栄養強化の目的で使用されるものについては、食品添加物の表示を省略することができる。
いやいや、何かおかしくないですか!?
1、3、4に関して少し説明します。
簡略名・類別名
わかりやすい例がペットボトル飲料。
原材料名の欄に、
「お茶、ビタミンC」
と書いてあるのを見たことがあると思います。
ビタミンC?
なんだか体に良さそう。と錯覚してしまいそうですが、
こちらもL-アスコルビン酸ナトリウムという酸化防止剤。
野菜ジュースとかでも、含まれているものがあります。
一括名
食品添加物の使用目的でまとめられたもので、表示のスペースを考慮して書ききれないものはまとめて書いても大丈夫、ということです。
例としては、
「イーストフード」
これはパンの原材料として記載されているのを見たことがあると思います。
実は以下の16種類がイーストフードとして一括名の表示が認められています。
塩化アンモニウム、塩化マグネシウム、グルコン酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム(無水)、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素ニアンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸―水素力ルシウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸三カルシウム、焼成カルシウム
したがって、このうち何種類を使っても、「イーストフード」という表示だけで済まされるのです。
表示の省略
最終的に食品に残っていない食品添加物、
残っていても量が少ないために効果が発揮されない食品添加物、
栄養強化を目的とした食品添加物については表示をしなくてもいいですよと言ったもの。
例えば、せんべい。
原材料名 米と醤油。
添加物なし、安心安全。と思いがちですが、ここに落とし穴が!
醤油に保存料が添加されている可能性があるのです。
出来上がったせんべいに、この保存料が残っていない、あるいは残っていても
保存料として効果を発揮しないほどの微量であれば書かなくてもいいということになります。
これだけは絶対避けたほうがいい添加物
添加物はできるだけ避けたいけれど、全く取らないというのも難しい。
なので、中でも特に気をつけたほうがいい添加物を紹介します。
タール系色素
着色料として使用されています。
石油製品から化学合成されるタール系色素は発がん性や催奇性の疑いがあると言われています。
日本でも、過去に赤色4号、赤色5号等を含む17品目が使用禁止になっています。
しかし、諸外国で使用禁止になっている品目も、日本ではまだまだ使用されています。
例えば!!
屋台等で売られている色とりどりのかき氷シロップなどは注意をした方が良いと思います。
これらは、タール系色素である赤色○号、黄色○号、青色○号といった着色料が使われている事が多いです。
我が家では、お祭りの時には自家製の梅シロップやスモモシロップを持参しています。
氷だけ頼むと、オマケしてくれる事もあるので、一石二鳥です!!笑
合成甘味料
砂糖不使用、カロリーゼロなどの食品によく使用されています。
白砂糖よりも安価に生産できるものが多く、さらにその甘さは白砂糖の600倍のものも!
調べてみたら、コカ・コーラゼロには、合成甘味料である「アセスルファムK」が入っているようです。
私たちの身体にとっては毒でしかないらしく、
(本当に体に害があるかどうかは私には分かりませんが、過剰な糖分を摂取する事は不自然なことなので、私としては避けたい。。)
発がん性、内臓異常、うつ病等々のリスクがあると言われています。
こちらの記事に詳しく書かれているので、興味のある方はチェック!
実はこんなところにも。。
釜揚げしらす
カルシウムが豊富だし、どんぶりにすると簡単で美味しい!ので
よく買っていたしらす。
しかし、実はこちらにも添加物が使われているそう。
釜揚げしらすを作る際に、ほとんどの場合真水に塩を入れて茹でるのではなく、
何パーセントかの過酸化水素を混ぜて茹でられています。
目的は殺菌と漂白。
しかし!原材料の表示は、
「イワシの稚魚、食塩」
のみ。
過酸化水素は加工助剤(上記、表示の省略に該当)のため表示義務がありません。
もちろん塩だけで茹でられた釜揚げしらすも探せばあります。
にぼし
こちらも釜揚げしらすと同様、
材料であるいわしを茹でるときに酸化防止剤が加えられていることが多いとのこと。
こちらはきちんと表示にあるため、無添加のを選んで購入するようにしたいです。
販売店によっては、添加物に独自の基準を設けて、それが含まれている商品は販売をしないような取り組みをされています。
ちなみに、こちらは生活クラブ生協さんが出されている「要注意食品添加物リスト」です。ご参考までに!
添加物を摂取したからといって確実に体に悪いのか。
国が定めた基準以下なら本当に問題ないと言えるのか。
そんな難しいことは私には分かりません。
しかしながら、「安いから」「美味しいから」という視点だけで商品を選んでしまうと、本当に体を悪くしてしまう可能性もあることは頭に入れておいたほうが良い気がします。
消費者側も色んな知識が必要だと、今回の講習を受けて強く感じました!!
以上、お読みいただき、ありがとうございました!
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