Day106-128 Karamea vol.2

*これは、2017/11/18〜12/11の滞在記です。

どうも、Yuta・Akaneです。

前回に引き続き、ロンゴ in Karamea 第2弾!

こんな感じでご紹介!

 

ロンゴでの暮らし

今回、私達は3週間プログラムにて “Karamea Farm Baches” に滞在をさせて頂きました。

宿のオーナーは、ポール(オーストラリア人)と早苗さん。

秘境の地に住む日本人妻として、日本のテレビ番組にも複数回出演されており、私達の中では有名人。

*早苗さん達と親交が深いという、写真家の富松卓哉さんのInstagramより。

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【ニュージーランド写真展&トークライブのお知らせ】 11/20(日)横浜・26(土)大阪・27(日)京都・12/3(土)東京にてニュージーランド写真展&トークライブ「Less is More」を開催します。 NZで暮らすスペシャルゲストとして、「Rongo Backpackers&Gallery」を営むポール&早苗さんご夫婦をお迎えしております。ファームステイのホストでもある彼らのお話が聞ける貴重な機会ですので、ぜひこの機会にお越しください。当日はNZ好きの皆様とお会いできるのを楽しみにしています! ※詳しくはプロフィールのURLからご覧ください #Newzealand #NZ #ニュージーランド #ニュージーランド写真展 #トレッキング #世界遺産 #絶景 #自然 #風景 #旅 #写真 #写真好きな人と繋がりたい #写真展 #一眼レフ #羊 #ファームステイ #バックパッカー

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ここで自然な暮らしを実践しながら、経営するDinner,Bed&Breakfastの場を通してアーティストの支援や、自分を見つめ直す機会を提供してくれたりします!!

私たちが滞在中、朝食は食材を提供してくださり、昼食・夕食は基本的に一緒に食べました。

日中は、私達の希望でガーデンのお手伝いをさせてもらったり、遊んだり。

超自由、かつリラックスできる最高の環境で過ごさせて頂いた3週間でした!

 

パーマカルチャーガーデンのお手伝い

Rongoにはガーデンが2つ。

まずはこっち。

Farm Managerは、デイブ(スイス人)とブライリー(オーストラリア人)!*2017/11時点

乱雑に野菜が植えられているように見えますが、サークル型のガーデンで、中心から渦巻状に野菜や花が植えられています!

 

ここでは、主に草むしり・マルチング・堆肥の追加をやらせてもらいました。

こちらの写真は、ニュージーランドらしく、段ボールと羊の毛でマルチングされたストロベリー畑!

これは、堆肥を入れた後のガーデン。通路にもジャガイモが生えたりしています。笑

それと、たまたまこの時期、日照りが続いて土が乾燥。

このガーデンは粘土質なので、乾燥してヒビ割れを起こしていました。

皆、空の色や雲の動き・位置を見ながら天気を予想し、雨の到来を心待ちにしていました。

私が都会にいた時、日々の生活で天気なんてそんなに気にすることはありませんでした。

しかし、ここでは自然現象が生活に影響を及ぼす度合いが圧倒的に大きい

自分は自然の中で生かされているんだという、不思議なようで当たり前な事に気付かされました。

 

そして、もう1つがこっち。

オーナーのポールや、ブライアン、トリスタンが管理しています。

ポールは、  2009年(おそらく)に、今は亡き ビル・モリソン氏から直々に教えを受けてパーマカルチャーの資格を取られています。

私も一度でいいから、ビル・モリソン氏に会ってみたかった。。

でも、ポールとの会話は私にとって全てが刺激的。(ジョークも含めて!)

旅に出る前からずっと疑問に思っていた、「栄養素の循環」や「種・作物の輸出入」に関することなどを質問させてもらっても、彼なりの考えを論理的かつ情熱的に回答してくれ、すごくスッキリとしました。

しかも、私に気を遣って、頑張って日本語で話そうとしてくれるポール。もう、超ナイスガイです!(過去に、日本の新聞社で働いていた事があり、日本語が上手!)

 

ここのガーデンは、石から土から全てが近隣から集めてきたもの。

野菜や果物は、極力人の手を加えず、自然に任せて育てる事を心掛けておられます。

ポール曰く、「フクオカ WAY」は最高だとの事。

そう、フクオカ WAYとは、私の尊敬してやまない 故 福岡正信氏の自然農法です!!

このブログでも何度かご紹介しましたが、本当に世界中に信者がいます。

 

ある日の事です。

このガーデンで、私はポールから苗をガーデンに移植してくれと頼まれました。

移植前に、ワームファームの土をガーデンに入れて欲しいとも言われました。

*ワームファームとは、生ゴミを処理するために作られるファームです。風呂桶を使用することが多いです。生ゴミを投入すると、大量のミミズや微生物がそれらを分解し、良質な土に変えてくれます。その土や、風呂桶から滴り落ちる水分は栄養豊富で、作物の肥料として使用できます。

私はまず、ワームファームに行って、土を見てみました。

表面の生ゴミをどけると、いい感じに黒い土がありました。しかも、ミミズもびっしり。

これは良い土だと思い、早速ガーデンに投入。

オーストラリアに行った時、ワームファームのミミズはガーデンに入れない方が良いという話を聞いた事がありました。

良い餌(生ゴミ)をもらって、ミミズがメタボリックになっているから、ガーデンに入れても環境に馴染めずに死んでしまう、というのがその理由です。

しかし、ワームファームの土には大量のミミズが混入しており、全てのミミズを拾い上げるのは困難を極めます。(ちなみに、一定期間生ゴミを風呂桶の片側ばかりに投入しておけば、ミミズは生ゴミ側に移動してくれます。)

全部拾い上げるのは無理だという気持ちと、ミミズはガーデンの土を良くしてくれるはずだという考えから、若干数のミミズをガーデンの土に混ぜ込みました。

その後は、サクッと苗を植え、すぐに水やり。

無事に作業を終えました。

 

次の日、苗が気になって見に行くと、苗は元気に上を向いています。

数本が引き抜かれたような格好で土の上に転がっていたので、植え直し。

 

その次の日も、苗は元気。

しかし、またも数本が土の上に転がっています。

 

気になったので、ポールにそれを伝えました。

するとポールは、私がその様子を観察していた事を褒めてくれた(「観察」はパーマカルチャーの基本です!)と同時に、なぜそうなったのかと問いかけました。

 

しかし、、、私には見当もつきません。

口ごもっていると、ポールが私に言いました。

「ミミズをガーデンに入れなかったか?」と。

私は「Yes」と答えましたが、それでもなぜそれを私に聞いたのか、理由が分かりません。

そして、ポールは教えてくれました。

「鳥がミミズを食べに来て、その時にたまたま苗が転けてしまっているんだろう」と。

そして最後にポールは、近くのコンポストに置いてあった、種が付いた長くて硬い草(何かの野菜だと思います)を苗を植えたエリアにおもむろに置いたのでした。

その草でミミズを見えにくくすると共に、鳥がガーデンに行きにくくなり、さらに、その野菜の種が自然に芽を出すという、素晴らしい解決策!!

人が手を加えることで、それが自然の中で無数の影響を与えてしまうのかと、目から鱗の体験でした。

 

食事

初日は14時ごろ到着したのですが、宿に着くとなんと蕎麦の用意が!

出汁も手作り。久しぶりに食べた日本食に感動しました。

早苗さん、妹の光代さんが作る料理はどれも絶品。

新鮮な野菜はもちろんのこと、近くの川や海で釣った魚や自分たちのファームで飼っている羊などもいただきました。

さすがシェフみっちゃん。上手に羊をさばいていきます。

サラダによく登場したのは色とりどりのお花。

彩りにはもちろんのこと、少し甘みがありサラダには欠かせない存在。

また、ニュージーランドと言えばBBQ。

滞在中も何度かBBQをしてくれました。

ロンゴの従業員やWWOOFer、滞在中のお客さんもみんな一緒に食事をしました。

みんながサラダや飲み物を準備してくれており、とても豪華なBBQ。

本当に美味しかったです。

そして夜は毎日宴会。

ワインを飲みながら夜遅くまで将来のことなどを語り合いました。

毎日遊びまくっている子供達は、いつの間にかソファーで寝ていることもしばしば。笑

 

 

やはり長くなってしまいました。。しかも、まだ書きたいことが残ってます。笑

ってことで、次回は第3弾をお送り致します。笑

今回もお読みいただき、ありがとうございました!!

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