どうも、Yutaです!
2週間のパーマカルチャー研修 @Rak Tamachat(ラックタマチャット) 。今回は後半戦です!
研修生は、インドネシア人の親子2名が新たに加わりました。
私が学んでいるのはパーマカルチャー”デザイン”。
狭義で言えば、『敷地内のどこに何をどう配置すれば、自然の力に逆らわず、人間にとっても有益な状態を作り出せるのか?』を勉強しております。
相変わらずネイティブ英語のスピードには馴れず、類推しながら話を聞いている状態ではありますが(笑)、教えてもらったことの一部をご紹介させていただきます。
キーホールガーデン
畑といえば、大きい四角形の敷地に畝を作り、直線的に単一の作物を植えられている状態が連想されます。(人それぞれだと思いますが。)
確かにその方が、機械で作業するのにも、作物の状態を把握するのにも都合が良いでしょう。
しかし、パーマカルチャーはこんな視点で畑のデザインを考えます。
例えば、
・人が管理するのではなく、自然に任せる。
→人が手をかけなくてもいい。
・多様性を重視する。
→ある作物が不作でも、他の作物が実る可能性があるため、リスクヘッジになる。
→複数の作物を混ぜて植えることで、作物が必要とする栄養素が偏らない。
→相性の良い作物(コンパニオンプランツ)を同じ場所に植えることで、葉を食べる虫を食べる生物を寄せ付けたり、栄養分を補給してくれたりする。
・微気象(接縁)を有効利用する。
→ほぼ同じ場所でも、条件によって日当たりが良い部分と悪い部分、湿度の高い部分と低い部分が現れる。また、例えば石と接している部分や池との境界部分は、他とは異なる環境が生まれ、生産性が向上する。
等々。
キーホールガーデンで言えば、例えばこんな感じかと思います。
畑の真ん中に立てば、一歩も動かずに360℃全ての作物に手が届きます。
機械を使わない場合には、こういったデザインにした方が楽に作業が出来そうです!
スパイラルハーブガーデン(スパイラルロックガーデン)
これと同じ考え方で、「スパイラルハーブガーデン」なるものもあります。
上から見ると、こんな形です。ご想像通りだとは思いますが。笑
収穫のしやすさを考慮すると、直径1.6m(または、自分の両手を広げた長さ)、高さ1mが良いかと思います。
作り方は石やレンガを積んで作ります。
色んなハーブ(パクチとかミントとか)を植えておけば、食事の前にサッと収穫して料理に使えますし、何よりクルクルしたデザインが面白い!!
庭がある方は是非お試しあれ!
それにしてもタイのこの農園、すごく綺麗です。
何しろ、ゴミが一切落ちていません。
タイも街中に行けば日本以上にゴミがありますが、ここは全くの別世界。
夜は私の宿泊している小屋の前の池には、毎晩ホタルが飛び交っています。
結局ほとんどご紹介できませんでしたが、次回は作物が必要とする栄養分や果樹園などについて触れたいと思います。
今回も、お読みいただいてありがとうございました!
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