どうも、AK・YHです。
さて、French Islandの投稿第2弾。
この素晴らしい場所で、素晴らしいホストに囲まれた5日間は本当に最高でした。
初日に年齢を聞かれた時に、「私の子供と同じくらいだ。滞在中はあなたたちを私の子供のように扱う」と言ってくれました。
また作業中は、「君たちはlaborじゃないんだから」と、いつも気を遣ってくれてゆったりとした時間を過ごさせて頂きました。
ありがたい事、この上なし。
ここではこんな事をしました!
【Weeding+Digging+Mulching】
前回草むしりをしたのは1年前、という畑。
① ここの草をむしって
② フォークでザックっと刺して天地返しをして、大きな土の塊を軽く潰して
*土の中に空気を入れるため。
③ ライム(石灰)をまぶして
*酸性に傾いたpHを中性に近づけるため。
④ コンポストで作った土を1cmくらいかけて
⑤ 藁のマルチをしました。
色々な方法を試されたそうですが、今の所ここの土地ではこの方法が良さそうだとの事でした。
【牛の乳搾り】
4人全員体験させていただきました!
① 牛を狭いスペースに誘導
② 食べ物をあげる
*食べ物に集中させて、気をそらすため。
③ 右足をロープで縛り、後ろ蹴りができないようにする
④ ブラッシングをする
*埃や毛がミルクの中に入るのを防ぐため。
⑤ 乳首を湯で洗う
⑥ 搾乳
*滑りが悪い時は、オリーブオイルをつける。
⑦ 目の細かい網で濾す
⑧ 飲む!
牛を飼育している理由を聞いてみたのですが、一番の理由はミルクではなく、「牛糞」だそうです。
ここの土地は粘土質で、放っておくとコンクリートのようにカッチカチになります。
なので、栽培のために土壌改良に取り組まれているのです。
牛やヤギや羊に代表される反芻動物は、草を消化するために4つも胃があります。
いわば、草を分解するプロフェッショナル。
胃の中には大量の微生物が生息し、彼らが分解の手助けをしています。
そんな関係から、生ゴミや草や枯れ草でコンポストを作る時に、牛糞を適量混ぜておけば、牛糞に含まれる微生物の働きによって上手くコンポストが作れるのです。
鶏糞と違って、窒素などの栄養価が高過ぎないのも1つのメリット。
私には何が真実なのかはっきりわかりませんが、こんな話や実験結果があります。
・畑に化学肥料を施肥する。
↓
・土中の栄養価が過剰に高くなる。
↓
・植物がメタボ状態になる。
↓
・植物に蓄積された過剰な栄養分を虫たちが食べる。
↓
・虫喰いを防ぐため、農薬を撒く。
これが事実なら本当に残念な話です。
本来不要だったはずの肥料や農薬にお金を払い、散布する労力も必要になる。。
実際にこの旅で化学肥料を使っていない農園を見てきていますが、虫に困っているという声はあまり聞きません。
確かに、虫がつきやすい野菜などもありますが、うまく虫と付き合っていたり、ナチュラルな方法で対策を取られていたり。
*動物にはかなり困られていますが。笑
あと、硝酸性窒素が過剰に含まれた野菜を食べると、メトヘモグロビン血症(海外ではブルーベビー症と呼ばれる)を引き起こし、酸欠になって最悪の場合は命を落とす可能性もあります。
本当に安心できる食べ物が市場にもっともっと流注することを、心から願っています。
【チキンの餌やりと、卵の収穫】
子供達の日課です!
【収穫作業】
庭で採れたばかりの新鮮な野菜を食す。
これは本当に幸せ。
ちょっと怖かったですが、2歳児がナイフを使ってアスパラガスを収穫してくれます。笑
【番外編】
このホストさんの庭に、こんな木がありました。
トタン板が巻かれています。
なぜか分かります??
実は、、、
庭に野生のコアラがめっちゃいるんです!!!
庭というか、French Islandにはめっちゃいます。笑
山火事などでオーストラリア本土のコアラが減った時、French Islandからコアラを持ち出したりもしているとのことでした。
で、トラン板を巻いている理由は、「コアラに登られたくないから」です。
600種類ほどあるユーカリの中でも、数十種類の葉しか食べないらしいコアラ。
その木が庭にもあるのですが、葉っぱを食べられ過ぎて木が枯れるので、困っているというのです。
まさかあの愛くるしいコアラが、害獣的な扱いを受けているとは夢にも思いませんでした。笑
時には、頭上からパラパラと糞が落ちてきます。笑
子供達も毎日毎日コアラ探しをしていました。
他に、子供達はピザ作りやクッキーを作らせてもらったり、紙で工作をさせてもらったり、絵本の読み聞かせもしてもらったりと、終始ハイテンション!
人にこんなにも親切にできるって、素晴らしい!!
ある時、子供達が大人用の椅子に登ろうとしてもがいていました。
ホストの奥さんが、子供用の椅子を持ってこようとしてくれた時です。
ホストのご主人は、それを制止し、こう言いました。
「なんでもかんでも子供達に合わせるな。子供は子供なりに、色々考えて試して学んでいくんだ!」と。
そして、続け様に「現に、MIとKOはガラスのコップを落として割るようなことはしないじゃないか。これは、過去に経験して、体が覚えているからなんだ!」と。
カッコえ〜!と思って話を聞いていた時、調子に乗って食器を運んでいたMIが転倒し、食器が大破。
そこにいた大人全員が、変な空気になりました。笑
楽しかったな〜。
今回も、お読みいただきありがとうございました!!
コメント