*これは、2018/1/12〜15のお話です。
どうも、Yuta・Akaneです。
前回の記事に引き続き、ニュージーランドを旅していた時に偶然知り合えた方のご縁で、高知からはるばる千葉まで足を伸ばした話、vol.2 です!
Brown’s Field
前回の記事でご紹介させていただいたP-awa Farm(千葉県南房総市)からほど近い いすみ市 と言うところにあるのが、ブラウンズフィールド。
ここは以前からAkaneが行きたいと切望していた場所。
マクロビオティックに興味を持っていたAkane。
その関係から料理研究家である中島デコさんを知り、彼女が経営するブラウンズフィールドを知ったのだ。
そして、驚くべきことに、これまた以前このブログでご紹介した 笹のいえ の奥様である中島子嶺麻さんは、中島デコさんの娘さん!
(笹のいえに関する過去記事はこちら)
ブラウンズフィールドは、ホームページに書かれているように、『昔ながらの知恵をヒントに、豊かな食を中心とした心地よい暮らしを提案』されている空間。
そのために、宿泊やカフェやイベント・研修などを行われています。
ということで、めちゃくちゃ楽しみにしてブラウンズフィールドに来た我々!
を待ち受けていたのは、ヤギ2匹。。。笑
1月は休業期間だったようで、ペットのヤギ以外誰にも会えず。笑
残念ですが、出直します。。。
ちなみに、ブラウズフィールドに関しては、こちらの記事が面白かったです!
オーガニックなライフスタイルを実践するマクロビオティック料理の研究家、中島デコさんを訪ねて
東京アーバンパーマカルチャー × 高田造園
気を取り直して、次の目的地。
「パーマカルチャーと平和道場」!!!
ここの事は、以前から知っていました。
パーマカルチャーに興味を持ち始めてから、日本におけるパーマカルチャーの普及状況などをネットで調べていた時に、上位にヒットしたのが東京アーバンパーマカルチャー。
その創設者であるソーヤー海さんがgreenz.jp編集長の鈴木菜央さんと一緒に立ち上げたのが平和道場なのだ。
自然とつながり、自分の手で暮らしをつくる。これからの時代を生きるのに必要な技術を学び、「消費者」から「文化の創造者」になるための学びの場にしたいという想いが込められています。
ソーヤー海さんとは当然何のつながりもなかったのですが、まさかまさかの展開が!
ニュージーランドにてたまたま知り合った日本人の志果さんが東京アーバンパーマカルチャーのメンバーで、「帰国後に千葉においで!」と誘ってくれたのです!
志果さんとの出会いについては、こちらの記事をどうぞ。
そんな偶然を経てやってきた平和道場。
志果さんからは、「当日は『大地の再生』講座の高田宏臣さんが来て平和道場の再生方法のアドバイスをしてくれるから、海君とはあまり話せないかもしれないけど、是非来て〜!」と言ってもらっていました。
大地の再生とは??と思いながらも、時間になると徐々に人が集まり始め、高田さんとソーヤー海さんが登場!
着くや否や、高田さんのマシンガントークが止まらない!!
高田さんの尋常ではない自然に対する愛情・情熱、多くの経験から紡ぎ出される珠玉の言葉の数々。
高田さんの指摘やアドバイスには、本当に心の底から納得ができました。
もう、最強に面白かったです!!!
私が理解した内容や感想はこんな感じ。(あくまでも個人的なものです。間違えているかもしれません。)
人間が、人間本位で自然に手を加えれば、必ず歪みが生まれる。
その歪みは、必ず自然の手によって再生される。
例えば、アスファルトで塗り固められた山肌。
雨が降り、その雨は本来山肌から抜けていくはず。
しかし、コンクリートで塗り固められた山肌からは、水が抜ける場所がない。(水抜きの塩ビパイプが埋め込まれているが、泥詰まりして機能していないケースが多い。)
そうなると、どんどん地盤も緩くなり、水圧も掛かり、土砂崩れが起こる。
それによって、コンクリートは破壊され、表出した土に植物が生え、しっかりとした地盤が出来上がる。というように。
結局人間は自然には勝てないのだから、自然本位で、その隙間で人間が暮らさせていただくという考え方にした方がしっくりくる。
古来、日本の里山や家屋は、まさにそのようにしてデザイン・管理されていたのである。
そして、すでに人の手が加えられてる大地の再生に最も重要な2つの要素。
それが、水と空気である。
人間の体をイメージすれば解りやすい。
体を巡る血液が滞れば何が起こる?
酸素がなければ何が起こる?
同じように、大地の中にも水と空気が動く環境が必要なのだ!
そのためにやるべきことの1つ。
それが、溝掘りである。
溝を掘って、その溝に炭や枝葉や瓦礫を入れるのだ。
「はい??」って感じかもしれない。
しかし、想像してみてほしい。
例えば、大雨の日。
平らな斜面の土肌を大量の雨が打つ。
そうすると、細かい粒子(粘土質)と共に水が勢い良く下へ流れていく。
その細かい粒子は、本来水が土中に浸透していた微細な穴を塞ぎ、水は土表を流れていく。(水の色は茶色)
そうすると、土中に浸透しない分、どんどん土表の水量は増え、川へと流れ込む。
川は許容量をオーバーし、氾濫する。。
少し極端に感じるかもしれないが、多分こんな事の積み重ねが災害のリスクを高めているのだと感じている。
ちなみに、上記のような溝を掘れば、こんな効果が期待できる。
まず、土中に浸透する水量を増大させられる。実際に穴を掘ってみれば分かるが、20cm程度掘るだけだと水が浸透しない場所も、30cm掘れば一気に水が浸透するようになったりする。
(その土地土地で地層も環境も違うので、一概には言えないが。。)
また、溝に埋められた枝葉は、雨で水が流れ込んで来た時に、水流を弱める働きをする。
それにより、土の細かい粒子の浸食を抑えることができる。
さらに、炭や枝葉にはたくさんの微生物が生息し始める。それらが周辺の有機物を分解して堆肥にしたり、菌糸を伸ばして空洞を作り、水や空気が動ける空間を作ったり。
そして、それをきっかけに溝の周辺にも微生物網が広がり、植物たちが繁殖し始め、どんどんと環境が改善されていくのだ。

高田先生の話を真剣に聞くYuta氏。ソーヤー海さんや志果さんも。
いやー、面白かった!!
こんな感じで、最高に面白い時間だったのですが、やはりソーヤー海さんとはほとんど話ができませんでした。
ご縁があれば、またお会いできるはず!その時を待とうと思います。
では、今回も読んでいただきましてありがとうございました!!
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